教室では、一番最初に「Ball Game」というゲームを作成します。
ボールを手動でコロコロ動かして、コインを集めるというシンプルなゲームです。
まったく初心者の生徒さんでも大体3ヶ月程度で、『タイトルシーン・・・>メインシーン・・・>ゲームクリアーシーン or ゲームオーバーシーン』という4つのシーンまで完成させることができます。
テキストは全員同じものを使いますので、一見、完成形はどれも似たようなものになりそうです。
しかし、これが意外とそうはなりません。見た目から、動作までバラバラになることが多いです。
なぜ、そうなるのか?子供たちを見ていると、「こだわり」のポイントがそれぞれの子供で異なることに気付きます。
ある子供は、「世界観」にこだわる。また、ある子供は「音」にこだわる。またまた別の子供は「動き」にこだわるというように。
そして、自分がこだわった部分は、自分が納得できるまで何度も何度もトライ&エラーを繰り返します。そのこだわりの結果として、出来あがった物は、それぞれの子供でバラバラな物になるというわけです。
実際、「そんなところにこだわるのか?!」という物もあります。
大人の先入観を軽く飛び越えていく。
それが子供の偉大さで、その柔軟性はプログラミングにも当然反映されていきます。