プログラミングとは何か?と聞かれたら、「イメージを形にすること」だと思っています。だからこそ、優秀なプログラマーになるには、「イメージする力」と「それを形にする力」の両方が必要になってきます。言いかえれば、「想像力」と「創造力」。
この点、子供の想像力の豊かさは素晴らしいものがあります。
例えば、楽器アプリを作る時。楽器の絵をタップすると音が鳴る仕組みですが、その「音」を何にするかは自由です。この時、最初に考えるのは絵と対応した音を選ぶこと。シンバルの絵にはシンバルの音、ドラムの絵にはドラムの音というように。でも、想像力が豊かな子供はそんなことはしません。
絵を見て生き物のように見えるということから、「動物の鳴き声がいい!」なんて発想をします。絵をタップしたら「がおーーー!」って想像しながら、プログラムを組んでいきます。だから完成した楽器アプリは、「楽器」+「動物園」というユニークなものに。
あとは、この豊かな想像力を具体化する力が備わってくれば、子供発のユニークな作品(アプリ)が次々と生まれてくると思います。そんな日が必ずやってくると思います。