先日、まだ「M」と「N」の区別もあいまいな小学生にプログラミングを教える機会がありました。タイピングも1本指で初々しい感じです。
正直、この英語力では、Xcodeを使うiPhoneアプリの開発は無理かもしれないと思いました。しかし、実際にやってみてびっくり。3日間で3つのアプリを作成することができました。
子供を観察していて凄いなと感じるのは、その吸収力。前回こうやってうまくいったから、もう一回同じようにやってみようとトライする。そして、二回やってうまくいったら、その方法はもうマスターしてしまいます。
もちろん、急激に英語力が高まっているわけではありません。アルファベットは文字というよりも、「記号」や「イメージ」という捉え方をしています。例えば、「L」は「エル」ではなく、「形」が「シャキーン!」としているように見えるから「シャキーン」。
まずは、こんな風にイメージで掴みます。そして、それを必要な箇所で何度か試す。試してうまくいけば、それを体が覚えてしまう。そんなサイクルで子供はメキメキ上達していきます。
「英語はまだ習っていない。だからウチの子供には無理。」というのは大人の勝手な先入観なのかもしれません。
子供は、興味さえあればアルファベットが上手に読めなくてもどんどんプログラミングの基礎を吸収していきます。
そんな柔軟性を子供は持っているのです。