プログラミングを通して物の構造を把握する

もう30年ほど前になりますが、私が子供頃は、

時計や電化製品を簡単に「分解」することができました。

中を覗いてみると、意外なほどシンプルな構造で、

子供の知識でも、何となく「これがこういう働きをしているだろう」

と推測できました。

つまり、実際に自分で「分解」してみることで「構造を把握」できたわけです。

では、現代はどうでしょうか?

まず、そもそも「分解できない」つくりになっています。

分解=破壊という構造設計です。

また、仮に中を覗くことができたとしても、多くの場合、チップが並んでいるだけ。

それが、「何の働き」をしていて、「どのように動いて」いるのかが全く推測できません。

つまり、完全に「ブラックボックス化」しているのです。

では、ブラックボックスと化したスマホやPCや家電の構造をどうすれば把握することができるでしょうか?

その1つの答えがプログラミングです。

プログラミングとは、コンピュータに命令を与えること。

命令を与えると、コンピュータは「実行結果」という形でフィードバックをくれます。

この命令を色々と試行錯誤してみる。

これを繰り返すことで、コンピュータというものがどんな構造でどのように動いているのかのイメージがだんだんと掴めてきます。

以上、本日はプログラミングで物の構造を把握することを考えてみました。